オランダ人が大好きなお菓子のレシピとライフスタイル。

二人のかわいい男の子のお母さんJosefineに、オランダの暮らしについてお聞きしました。
私はオランダのEsschert Designという会社で働いています。
ガーデニング、園芸を楽しむための様々なアイテムの開発・販売をする会社で、今では世界の65カ国以上のショップでアイテムが販売されています。
「オランダの伝統」
オランダについて皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか?
多くの人は、伝統的な「木靴」と「チューリップ」と答えますよね?
でも実際は、ほとんどのオランダ人は木靴は履いていませんし、チューリップはオランダ原産の植物ではないのです。
オランダの伝統で一番最初に思いつくのは、Sinterklaas(シンタクラース)です。
シンタクラースとは聖ニコラウスのことで、オランダの子供たちにとって、とっても重要な存在です。
シンタクラースは、毎年11月の中頃になると、たくさんの従者と一緒に、プレゼントをたくさん積んだ船でオランダにやって来ます。
オランダの子供たちは、シンタクラースの日である12月5日までの毎晩、靴を暖炉の前に置いて、ニンジンや干し草を馬に食べさせ、歌を歌いながらシンタクラースが来るのを待つという伝統の行事です。
いよいよ12月5日になると、シンタクラースは彼が住んでいるスペインに帰る前に、子供たちにプレゼントを届けてまわります。これを私達は「Sinterklass Evening」と呼びます。
「普段のオランダでの暮らし」
多くのオランダ人は、大人になると、両親の元から離れて暮らすことが多いので、休日になると家族や友人を訪ねて、一緒に過ごすことが好きです。
また、オランダ人はとにかく外に出るのが大好きなので、アウトドアで自然を楽しんだり、遊園地や映画館、劇場や友達との外食など頻繁に外に出て過ごします。
「私たちが大好きなお菓子」
私たちは普段から、家で色々な料理をすることを楽しみます。
たとえば、生ニシンの玉ねぎ添え、ストロープワッフル、リコリスという天草とニンジンジュースで作ったドロップ、マッシュポテトとニンジン、エンダイブ、ケールとお肉を使って作るシチューなど。
その中でも特に私たちオランダ人が大好きなお菓子が、「Oliebollen(オリーボーレン)」というドーナッツの一種で、特に大晦日や年末になると、必ず食べるお菓子です。
●材料
・ドライイースト 14g
・グラニュー糖 55g
・中力粉 450g
・塩 少々
・牛乳 250ml
・溶き卵 2個分
・スグリ 100g
・レーズン 85g
・青りんご(刻んだもの) 1個分
・植物油(揚げ油)
・粉砂糖
●作り方
1)ドライイースト、グラニュー糖、125mlのぬるま湯をボールに入れ、かき混ぜて溶かします。そして10分間、混合物が泡立つまで放置します。(A)
2)大きなボウルに中力粉と塩を入れ、中央に穴を作ります。牛乳、溶き卵、(A)を穴に注ぎ、よくかき混ぜます。スグリ、レーズン、青りんごを加え、よく混ぜます。ラップで覆い、暖かく風がない場所に1時間、または生地が2倍になるまで置いておきます。
3)大き目の鍋に1/3の量の油を入れ、中火で160℃に加熱します。2つのスプーンを利用して、6cm程度のボールを作り、ゆっくり油に入れて揚げます。途中でひっくり返したりしながら、キツネ色になるまで、5分程度揚げます。
4)揚がったら取り出し、ペーパータオルで油を取り、粉砂糖をたっぷりまぶして完成です。